未来の人文学部生に向けて魅力を発信~オープンキャンパス2025開催!

2025年度のオープンキャンパスを8月7日・8日に実施いたしました。7日は天候の心配もありましたが、全体説明会では満席になるほど、多くの方々がご来場くださいました。お越しくださった皆様、ありがとうございました。学部としても大きなイベントを学生・教職員と共に実施できて良かったと思います。この記事では、当日の様子や挙がった質問などを人プロの企画情報部門メンバーがリポートいたします。

先輩が本音で語る!人文学部生のリアルな生活~全体説明・学生発表・模擬講義

総合教育研究棟で収容人数が最大の教室E260にて、全体説明・学生発表・模擬講義を行いました。全体説明「ようこそ人文学部へ!」では、人文学部の概要・カリキュラムや入試方法などを本学部教員より説明しました。

「先輩が本音で語る!人文学部生のリアルな生活」では「人プロ」に所属する学生より、在学生の学部生活を紹介しました。準備段階では上級生が中心となって全体構成を調整し、プレ発表のフィードバックを通して、在学生の生き生きとした企画に仕上げました。

▲学生発表:NICEプログラムは全学教育で行われている所謂「副専攻 (minor)」です。

1年次学生の1日のスケジュールは高校生の方々にとって自身の大学生活のイメージが広がったと思います。専門分野の学修・研究に関するセクションでは、人文学部で学べる分野の一部を紹介しましたが、自分の興味関心を持っている内容について追究できる新潟大学人文学部の面白さを感じてもらえたでしょうか。その他、免許・資格取得や外国語学習など、人文学部ならではの特色を少しでも多く知ってもらい、進路選択や進路・キャリア学習に活かしてもらえればと思います。 <言語学・島守>

見て、聞いて、未来をデザイン!~プログラム別ブース・何でも相談会

今年度は、昨年度までとは異なり、総合教育研究棟B3階の教室を利用して、各サブプログラムごとの紹介ブースを設置しました。全体説明や学生発表を聞いた後、学生や教員と話したり、展示を見たりして、気になる分野についてより詳しく知ってもらいました。

心理・人間学プログラム
「みんなの問い」をはじめとして、それぞれの分野の特徴を表す参加型の展示が多かったのが印象的でした。心理学の実験を体験できるコーナーは特に人気でした。

▲心理・人間学プログラム:「みんなの問い」では素朴な疑問から始まる哲学的探究を体現しています。

社会文化学プログラム
中世ヨーロッパの文字の書記やハープ、古文書など歴史に関する実物が興味深く、高校生が歴史に関心を持つきっかけになったと思います。学生が演習(ゼミ)で作成した映像や発表資料、フィールドワークの報告書からも学生がアクティブに学んでいることを実感していただいたことでしょう。

▲社会文化学プログラム:中央でハーブの展示がありました。院生の方々にもご協力いただきました。

言語文化学プログラム
私たちに身近な漫画・絵本・音楽・キャラクターといった切り口からそれぞれの言語圏ごとに展示されていました。日本文学の展示では、実際に江戸時代に作られた本が飾ってありました。また、留学や外国語学習に関する相談も多くの方からあったようです。

▲言語文化学プログラム:国語科や外国語科の授業で見たことがあるテクストもありました。

学生なんでも相談室
1日目も2日目もお昼時を中心に賑わっていました。相談内容は、勉強の仕方についてや、NICEプログラムのメジャー・マイナーについて、留学について、推薦の対策について、大学生活についてが多かったです。頂いた質問や人文学部についてもっと知りたいことなどは、今後のブログやInstagramを通して発信していきたいと思います。 <人文学科・菅>

▲なんでも相談会:「だから ここにおいでよ 一緒に冒険しよう」

オープンキャンパスの運営を通して

「人プロ」では、オープンキャンパスの事前準備として、プレ発表と会場設営を行いました。

準備段階では上級生が中心となって全体構成を調整し、プレ発表のフィードバックを通して、在学生の生き生きとした企画に仕上げました。発表者の学生は自分の発表の練習や全体の流れについて、入念に確認を行っていました。

▲プレ発表:ある種の「自主ゼミ」。自由な雰囲気のなかで意見を交わすことも大学生だからこそできることです。

またオープンキャンパス前日には、「人プロ」メンバーと教職員で資料詰め作業・会場作成を行いました。今年度は、来場者アンケートに回答してくださった方にプレゼントする記念品も準備しました。

オープンキャンパス当日は、「人プロ」メンバーが会場案内や受付、相談会の対応など、会場スタッフとして分担しながら運営しました。企画情報部門も独自の試みとして、イベントの撮影やInstagramの定期更新、会場図の作成などを行いながら、イベント全体をサポートしました。

オープンキャンパスに向けて作成した広報用動画はオンデマンド配信として引き続き閲覧できます。今後も様々な形態でメンバーのアイデアを十二分に反映させながらコンテンツを拡充していきたいと思います。 <日本語学・半澤>


今年度のオープンキャンパスは、昨年度よりもコンテンツを充実させて実施しました。様々な分野・学年の学生・教職員の方々にご協力を頂いて、各ブースごと盛り上げてもらいました。各分野で研究・教育していることを対外宣伝することも私たち学生が参加する意義につながったことでしょう。

この各ブースごとの企画だけでなく、紙面上では伝わりきれない学部全体の雰囲気も来場された方に知ってもらえたと思います。今回のオープンキャンパスを通して、高校生が人文学の探究に少しでもワクワク感を感じながら、新潟大学人文学部を進路の候補に考えてもらえれば幸いです。

この記事のタグ