リアルな衣食住~連載「ボーフム便り Hallo aus Bochum!」第5回

皆さんこんにちは! 「ボーフム便り Hallo aus Bochum!」第五回担当の今川です。前回は一週間の過ごし方をお伝えしましたが、今回は衣食住についてお伝えします。旅行や短期間の滞在ではあまり気にしなくていい部分ですし、内容は地味ですのでご了承ください。でもリアルな生活が少しでも伝われば嬉しいです。

衣類

服は、ほぼ日本から持ってきたもので過ごしています。ドイツにもユニクロやH&Mなどの日本でもおなじみの店はありますが、1ユーロ160円超えの今日では、決して手頃とはいえません。ヨーロッパ各地で展開されているファストファッション(PRIMARK、C&A)もありますが、ちょっと生地が薄いと感じる可能性があります。日本に帰ってもこれを着るのかと考えすぎてしまう性格なのもあり、あまり買っていません。また、日本のサイズより大きめに作られていることが多いので、試着をしてから買うことをおすすめします。

鞄は基本的に、大きめの黒リュックを使っています。荷物が少ない日はトートバッグやウエストポーチで出かけることもあります。ファスナーのない鞄で出かけて盗難被害に遭ったことは無いですが、人の多いイベントに行くときはファスナーのある鞄の方がいいと思います。

靴は、日本から履いてきたスニーカー一足のみで過ごしています。冬はドレスデンのクリスマスマーケットに行く際に、雪が多い地域だからブーツがあった方がいいよ、と教えてもらったのでブーツを買いました。しかし、私がクリスマスマーケット巡り(第二回参照)をした期間は、全く雪が降りませんでした。慣れない靴で歩き回ってものすごく疲れました。

しかも、ボーフムも雪があまり降らないので正直買わなくてもよかったかなと思っています。日本から履きなれたブーツを持ってきて、シーズンが終わったら現地で手放すのがいいかもしれません。

衣類に関連して洗濯について触れておこうと思います。注意すべき点は2つ。1つは、洗濯時間が長いことです。理由は、エネルギー節約の観点から、洗濯に使用する水の温度をあげるために時間がかかるからだと言われています。

もう1つは、洗浄力が強い場合があることです。私はドイツで2回コインランドリーに行きました。1回目は問題なかったのですが、2回目の時、濃い緑の服を洗濯ネットに入れて洗ったにもかかわらず、白いTシャツに色映りしてしまいました。よく見ないと分からない程度ですが、そのTシャツはパジャマになりました(笑)

食生活

常にパンとビールとソーセージ、みたいな生活をしているわけではありません。パンはよく食べますが、ビールは月に2回ほど、ソーセージも家ではほぼ食べていません。じゃあ何を食べているのかと聞かれると…難しいですね。

ベーコンと玉ねぎと卵を塩胡椒で炒めたやつとか、野菜とひき肉のトマトスープとかですかね。何の参考にもならずすみません。外食でおすすめなのは、ケバブ(Döner)です。肉も野菜も摂れて、ボリューミーでお手頃価格。肉は鶏肉(Hähnchen)と子牛肉(Kalb)から選べることが多いです。

大抵の店では、からし(Senf)は入れる? 野菜(Gemüse)とソース(Soße)は全部入れていい? と聞かれます。もし辛いのが苦手なら、からしは要りません(Nein, ohne Senf, bitte.)と伝えるといいと思います。野菜も苦手なら抜いてもらいましょう。私は、トマト抜きで(Ohne Tomaten, bitte.)とお願いしています。

シンプルなケバブ(5€)。こぼさずに食べるのが大変です。

食生活に関連して、バーベキューを紹介します。ドイツの夏といえばバーベキューなんです! 先日、日本人留学生と日本語学科の学生の約15人でバーベキューをしました。ここではビールやジントニックなどのお酒を飲み、ソーセージやお肉をたくさん食べました。途中、ドイツで開催されているサッカーの欧州選手権の放送を観ました。リアルタイムで観れるのは貴重だなと思いながら、観戦していました。とっても楽しかったです!

住居

名前は学生寮ですが、一人暮らしのアパートに住んでいます。地下鉄の駅まで徒歩7分、スーパーまで徒歩10分、大学まで徒歩で行ける便利な立地です。部屋には自分専用のキッチン、冷蔵庫、バスルームがあります。バスタブは無いので、日本で湯船に浸かるのを心待ちにしています。備え付けの大きな机と椅子2脚とベッドもあり、布団と枕、布団とマットレスカバーは購入しました。

玄関と部屋に段差がないので、土足用マットを敷いて境界を作っています。洗濯機と乾燥機のみ共用です。私の友達は、2,3人のシェアハウス(WG)に住んでいる子も多いです。私もWGに住みたいと大学側に申し出ましたが、家賃の希望額の問題からか、空きが少ないからか定かではありませんが、一人部屋になりました。

当時ボーフムにつてがなく、自力で部屋探しをするのは難しすぎると思い学生寮を選びましたが、WGもいいなと思います。WGにはオーブンや食洗器がある家が多く、キッチンやリビングも広めです。遊びに行くときには私の部屋ではできないこと(例えばピザやケーキを焼く、大画面で映画を見るなど)をさせてもらっています(笑)


いかがでしたか? 新潟は暑い日が続いているかと思います。ボーフムの5月と6月は、日本と比べてかなり涼しいです。まさか自分が、6月に長袖長ズボンを着て寒いと言う日がくるとは思っていませんでした。月に4日ほど25度を超える日があったくらいです。日照時間はかなり長く、21時半を過ぎてもまだ夕方かと思うくらいの明るさです。日中のひなたぼっこや散歩はとても心地いいですよ。ぜひ皆さんも初夏のドイツを訪れてみてください。

大学での欧州選手権のパブリックビューイング。これでも時刻は21時半なんです。

ここまで読んでくださりありがとうございました。また次回お会いしましょう!

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