みなさんこんにちは!社会文化学プログラム(文化人類学)3年の久須美諒典です。Bienvenue sur notre blog! (私たちのブログへようこそ!)これから数回にわたり、交換留学先のフランス・ナントから、日常生活やイベントなど留学に関するいろいろな話題をお送りしていく予定です。
この記事を通して、少しでもフランスという国や文化、また海外留学に興味を持ってくださる方が増えたら嬉しいです。それでは早速いってみましょう!On y va !!
日本出発~フランス到着
昨年から1年間新潟大学に留学していた、ナント大学からの留学生の友人1人がフランスに帰国するのに合わせ、今回一緒に留学している渋谷ののかさん(フランス言語文化学3年)と泉川千乃さん(同2年)と、計4人で同じ飛行機に乗り、8月31日夜に羽田空港から出発しました。パリのシャルルドゴール空港でナント行きの便に乗り換え、9月1日の午前にナント・アトランティック空港に到着。入国審査などドキドキでしたが、フランスの友達に助けを求めながら何とか通過し、無事にナントまでたどり着くことができました。
空港には「なんとなくナント」という、ナントに来る日本人学生をサポートしてくれる協会のみなさんが迎えに来てくださいました。車に3人分の大荷物を載せて寮まで送り届けるだけでなく、入寮に関する一連の作業もすべて手伝ってくださいました。日曜日だったので無事に入れるかどうか不安でしたが、協会の方が事前に大学や寮と交渉してくださっていたおかげで、スムーズに手続きを済ませることができました。
ちなみに「なんとなくナント」からは他にも、銀行口座開設、生活用品の貸与、大学の国際課での手続き、パスポートや社会保険の手続きなどなど、挙げればきりがないほど手厚いご支援をいただいています。私は、海外留学はもちろん、日本の外に出たことも飛行機に乗ったこともなく、すべてがはじめてだったので、各方面でのサポートが本当にありがたかったです。「留学に興味はあるけど、いろいろ不安…」というみなさん、はじめての留学先にナントはいかがでしょう?
ナントでの生活
私たちは3人で同じ寮に住んでいます。大学にもスーパーにも徒歩で行ける距離にあり便利です。土日はバスやトラム(路面電車)が無料なので、いろいろな場所に出かけています。日本とはまた違った美しい景色に囲まれて、歩いているだけでワクワク!中心街には、レストランやカフェはもちろん、パン屋さんや本屋さんなど様々なお店があります。また、あちこちに素敵な教会もあり、ミサの時間を除けばほとんど自由に中に入ることもできます。
こちらに来てから1か月。ナントは、「あたたかくて住み心地のいい街」だと感じています。街の大きさもほどよく、親切な人が多い印象です。大学のカフェで会計をするとき、レジの店員さんから出身を聞かれ日本だと答えたところ、「ありがとう」と日本語を話してくれたこともありました。
しかし、気候だけは…。日本では連日酷暑が報道されていた一方、ナントは到着したその日からかなり涼しかったです。そして今ではもう朝晩は寒く、日本でいうところの秋の終わりのような気温で、半袖なんて要らなかったな…と思う今日この頃。日ごと気温が下がり、日の出も遅くなってきて、登校時間(7時半)は真っ暗です…(笑)。
オリエンテーションから授業開始まで
到着の翌日から大学でした。オリエンテーションに参加し、そのあとはレベル別クラス編成のためのテスト。といっても、文法や語彙、聞き取りのテストはオンラインですでに済ませており、その日は先生とフランス語で会話をしながらどのレベルのクラスに入るかの相談でした。先生は非常に親切で、フランス語会話がままならない私に合わせてゆっくりと丁寧に話してくださいました。
2日目以降もキャンパスツアー、説明会、クラス別のオリエンテーションと続き、4日目からいよいよ授業開始!私は泉川さんと一緒にA2のクラス(CEFR: A1・A2・B1・B2・C1・C2の6レベル。C2が一番上級)になりました。同じくらいのレベルであるはずのクラスメイトたちは、意外とみんなよくしゃべる…!!圧倒されつつ、まずは友達作りからスタートです。
1コマ2時間で、授業間の休憩時間は10分程度。1週間に計9コマ18時間の授業日程が組まれています。1日あたり2~3コマ(多いと4コマ)ですが、私のクラスは嬉しいことに金曜日が休み!毎週3連休を楽しみに、週4日間頑張っています。
大学では、留学生同士の交流を目的としたスポーツ大会が、また「なんとなくナント」主催の、ナントに住む日本人同士の交流を図るチーズパーティーなどがあり、イベントも充実しています。とっても楽しい1か月でした!!
いかがでしたか?まだまだお伝えしきれていないこともたくさんありますので、次回以降もどうぞお楽しみに!Merci beaucoup! Au revoir !!
2024年度後期も人文学部生が各国に留学しています。今期は、昨年度のドイツ「ボーフム便り」に加え、フランス「ナント日記」を新設しました。初年次から行われる外国語学習からより高度な教育・研究が行われている人文学部の特色を発信できればと思います。
[コーディネーター:島守 快聡]