ドイツ留学開始!~連載「ボーフム便り Hallo aus Bochum!」第1回

はじめまして、言語文化学プログラム(言語学分野)3年の今川千紘です。

まずは、このページにお越しいただきありがとうございます! 1年間の交換留学生としてルール大学ボーフムに派遣されている私から、日常生活やイベントなど様々なトピックについてお伝えします。

この記事の読者となる皆さんにとって、 ドイツ語やドイツ語圏が好きになると同時に、留学が少しでも身近になりますように!

到着

一緒に留学している鈴木小雪さん(人間学4年)と一緒に、成田発ワルシャワ経由でデュッセルドルフに到着しました。そこからの移動は、事前に連絡してあった現地の友達に迎えに来てもらい、電車でアパートまで移動しました。

その友達は昨年度半年間新潟大学に留学していたボーフムの学生で、私はその時に出会いました。この出会いによって、今度は私がボーフムに行きたいと強く思うようになりました。留学を決めた一番の動機と言っても過言ではありません。

私は電車が好きなので言わせてほしいのですが、ドイツの駅には改札がありません。その代わりに切符を、この切符は有効であるという印刷を施す機械に通します。無銭乗車をしてしまうと、高額な罰金がとられてしまいます。

その友達には、事前にアパートの鍵を代わりに受け取ってもらっていたので、各々のアパートに向かい、荷物を置いて買い物に行きました。それからボーフム中央駅の近くでCurrywurst(カリーヴルスト)を食べました。

Currywurstとはドイツ料理の一つで、焼いたソーセージの上にカレー粉やカレーソースが乗っています。小さなパンやフライドポテト、ケチャップやマヨネーズが添えられていることが多いです。「一番おいしいCurrywurstのお店はここ!」と友達に熱心にすすめられたので食べてみると、とってもおいしかったです!

買い物

その後はアパート近くのスーパーで食料の買い出し。 レジのシステムは日本と異なり、かごやカートから商品を全部出してベルトコンベアに並べます。そして自分と前後の人との商品の境界が分かるように、スティックを置きます。会計の際には、Mit Karte, bitte.(カードでお願いします)と言えれば、というか言えなくてもクレジットカードを見せれば分かってくれます。

それよりも挨拶が大事かなと思います。 会計前にHallo.(こんにちは)終わったらDanke schön. Tschüss.(ありがとうございます、さようなら)と言います。金曜日や土曜日に買い物に行くとレ ジの店員さんが会計後に、Schönes Wochenende!(よい週末を!)と言ってくれます。Gleichfalls! / Ebenso!(あなたもね!)と返答しようと思いながらとっさには言葉が出ず、今はDanke!(ありがとう!)しか言えません。 いつか当たり前のように言いたいです。

オリエンテーションコース

ボーフム大学では、冬学期が始まる前に留学生のためのオリエンテーションコースが用意されており、私たちも参加しました。内容は、10日間のドイツ語語学クラス、週末のおでかけ、夜ご飯を食べながらの交流会などです。

語学クラスは、事前に申告したCEFRのレベルによってクラス分けがされているのですが、自分より遥かにドイツ語を話せる学生ばかりでした。聞き取りに苦戦し、自分の言いたいこともろくに言えず、英語でも伝わらずもどかしい思いをしました。現実をつきつけられ辛いこともありましたが、半年後や1年後には成長したと思える自分になろうと、改めて思いました。


ここまでボーフム到着から授業開始までの様子をお届けしました。読んでいただきありがとうございます! いかがでしたか?

最後に気候の話をしておくと、今年の日本の夏は酷暑だったことを思うと、9月のドイツはかなり過ごしやすかったですよ! とても感動しました。

今(11月中旬)は朝と夜はかなり冷え込んで、日中は風が強く雨や曇りの日が多いので冬に向かっているなと感じます。石川(出身地)も新潟も決して晴れが多い地域ではないので、慣れた気候だなと思いながら過ごしています笑。

何か一つでも、読んでくださる皆さんのお役に立てたなら幸いです。

また来月お会いしましょう!

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